2020年10月21日
秋の風情ただよう神無月の例会が開かれました
第92回定例会報告書
1月の初釜以来休会していた茶道サークル「凛」の例会が10月17日
(土)目黒区立菅刈公園和館で開催され、9名が参加しました。
あいにくの雨でしたがお茶室の雪見障子越しに、しっとりと雨に濡れ
たお庭の景色を楽しむことができました。
密を避けるための席札が
置かれた茶室
お床にはコロナ禍の中、無事に過ごして再会できたことを感謝して
「無事」のお軸がかけられています。侘びた備前の花入れには、
ドウダンの照葉、赤いマユミの実、そして「ぬばたま」と呼ばれる
ヒオウギアヤメの黒い実が生けてあります。秋の風情漂うしつらえ
です。
【床】
軸 「無事」橘宗儀 徳禅寺(大徳寺塔頭)住職
花入れ 備前 徳利
花 満天星(ドウダン)、檀(マユミ)の実、射干玉(ヌバタマ)
10月で風炉の季節は終わります。次第に気温が下がっていく季節を迎え、
お客様に火を近づけるために風炉を道具畳の中心に置く中置きのお点前で
堀先生がお薄を点ててくださいました。
壁付には秋の山を連想させる
中置き用の細長い水指
お点前用小紋のマスク姿で
秋らしい萩焼のお茶碗 お茶碗を拝見
美しい紅葉の散る和菓子を良寛の書「衆酔独醒(衆人皆酔えるに我独り
醒めたり」を写した銘々菓子皿で頂きました。堀先生のお祖父様お作の
銘々皿です。
衆酔独醒」 「初紅葉」
釜師 堀 浄親 作
今日は先生が全員のお茶を点ててくださったので、若手参加者がお運びの
お稽古をしました。
久方ぶりのお茶を静かに楽しんでいるうち、あっという間に散会の時間
となり、水屋ではフェイスシールドをつけてお道具の片付けが始まりました。
今後の予定は下記の通りです。
11月28日(土) 目黒区立菅刈公園和館
12月12日(土) 目黒区立菅刈公園和館
1月23日(土) 目黒区立菅刈公園和館(予定)
茶道サークル「凛」に関するお問合せは、世話人の葦原美和子
(ashihara@ryoma21.jp)までお願いいたします。
posted by 凛 at 13:57
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2020年01月20日
初釜は格調高いお道具の取り合わせで
第91回定例会報告書
令和2年新春の例会は1月11日(土)冬の風情ただよう目黒区立
菅刈公園和館で開催され、二人の初参加の方を含め総勢14名が
参加しました。
始まる前の談笑のひととき
初春を寿ぐお道具は、たった14人で拝見するのは勿体ないほと贅沢
な取り合わせでした。
【床】
軸 「福寿」(加藤僖一[きいち]良寛研究家 新潟大学名誉教授)
香合 根太 (楽10代旦入)
花入れ 杵 (堀一考)
花 木瓜、藪柑子
香合の中には練香が三粒 楽10代の印
堀先生お手造りの花入れ
棚 小及台(真塗)
茶入れ 李朝繰口
水指 李朝染付
茶杓 伊佐幸琢(石州流伊佐派流祖)
水指が飾られた小及台 小及台の前に飾られた
お茶入れと萩焼のお茶碗
伊佐幸琢の茶杓 筒および箱(蓋裏)
堀先生が点ててくださるお濃茶を頂く前にお濃茶の復習です。頂き方、
飲み口の清め方の復習、そしてお運びの練習です。
お互いに教えあって 先生の説明を聞きながら
お運びの練習
長岡から届いた丹頂鶴をかたどった和菓子と堀先生が練ってくださっ
たお濃茶を美味しく頂きました。毎回先生のお点前を拝見できるのが
「凛」の例会の特色です。通常のお稽古場では経験できないことで
しょう。
李朝繰口茶入れ 萩焼七宝の蓋置
清楚で華やかな和菓子
続いて先生が宇治から取り寄せてくださったブレンドしてない抹茶を
水屋で交代で点て、その純粋なお薄の味を、お正月らしいおめでたい
お菓子とともに皆で賞味しました。
縁起の良いお干菓子
和やかに歓談しながらお薄をいただいているうちに終了時刻となり、
今年も一回一回の例会に一期一会の気持ちで臨み、お道具や共に集う
方たちとの出合いを大切にしたいという思いを新たに散会しました。
今後の予定は次の通りです。
3月21日(土) 目黒区立菅刈公園和館
4月18日(土) 目黒区立菅刈公園和館
茶道サークル「凛」に関するお問合せは、世話人の葦原美和子
(ashihara@ryoma21.jp)までお願いいたします。
posted by 凛 at 21:56
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2020年01月20日
初釜は贅沢なお道具の取り合わせで眼福をいただきました。
第91回定例会報告書
令和2年新春の例会は1月11日(土)冬の風情ただよう目黒区立
菅刈公園和館で開催され、二人の初参加の方を含め総勢14名が
参加しました。
始まる前のひとときの談笑
初春を寿ぐお道具は、たった14人で拝見するのは勿体ないほと贅沢
な取り合わせでした。
【床】
軸 「福寿」(加藤僖一[きいち]良寛研究家 新潟大学名誉教授)
香合 根太 (楽10代旦入)
花入れ 杵 (堀一考)
花 木瓜、藪柑子
香合の中には練香が三粒 楽10代の印
堀先生お手造りの花入れ
棚 小及台(真塗)
茶入れ 李朝繰口
水指 李朝染付
茶杓 伊佐孝琢(石州流伊佐派流祖)
間道の仕覆に入ったお茶入れ
堀先生が点ててくださるお濃茶を頂く前にお濃茶の復習です。頂き方、
飲み口の清め方の復習、そしてお運びの練習です。
お互いに教えあって 先生の説明を聞きながら
お運びの練習
長岡から届いた丹頂鶴をかたどった和菓子と堀先生が練ってくださっ
たお濃茶を美味しく頂きました。通常のお稽古場では先生のお点前を
毎回拝見することはできないでしょう。
李朝繰口茶入れ 萩焼七宝の蓋置
清楚で華やかな「丹頂」
続いて先生が宇治から取り寄せてくださったブレンドしてない抹茶を
水屋で交代で点て、その純粋なお薄の味を、お正月らしいおめでたい
お菓子とともに皆で賞味しました。
縁起の良いお干菓子
和やかに歓談しながらお薄をいただいているうちに終了時刻となり、
今年も一回一回の例会に一期一会の気持ちで臨み、お道具や共に集う
方たちとの出合いを大切にしたいという思いを新たに散会しました。
今後の予定は次の通りです。
3月21日(土) 目黒区立菅刈公園和館
4月18日(土) 目黒区立菅刈公園和館
茶道サークル「凛」に関するお問合せは、世話人の葦原美和子
(ashihara@ryoma21.jp)までお願いいたします。
posted by 凛 at 15:52
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