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2023年11月13日
神無月の例会は小春日和の菅刈公園で
11月の例会は4日(土)に8名の参加者を迎えて、木の葉が色づき
始めた菅刈公園で開催されました。
11月は茶の湯のお正月とも言われる炉開きの季節です。美術館に
行かなければ鑑賞できないようなお道具の数々を堀先生がご準備
くださり、床の間には17世紀(江戸時代)の大徳寺202世の
実堂宗伝和尚の「秋月」のお軸と祥瑞の蜜柑をかたどった香合が
飾られています。お花はイソギクに照葉が添えられています。
たった8人の参加者で拝見するのは勿体ないような取合せです。
寒山拾得の絵と賛
堀先生が、時代のついた安南のお茶碗と磁州窯のお茶椀でお薄を
点ててくださいました。
安南のお茶碗 磁州窯のお茶碗
水屋担当はお薄を美味しく点てる練習をし、亥の月(今の11月)の
最初の亥の日に食べると無病息災が適うという亥の子餅とお薄を一同
賞味しました。先輩の炉のお点前を見たり、拝見に出た棗や茶杓のお
運びの練習をしたりしているうちに散会の時間となりました。
亥の子餅
(無病息災を願って)
終了後は有志が会場に残って自主練習をしました。久しぶりの炉の
平点前の手順をお互いに思い出しながら復習しました。
今後の例会は次の通りです。
12月16日(土) 目黒区立菅刈公園和館
1月13日(土) 目黒区立菅刈公園和館
2月10日(土) 目黒区立菅刈公園和館
茶道サークル「凛」についてのお問合せは
世話人の葦原美和子
宛てお願いいたします。
posted by 凛 at 21:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告 | |
2023年10月13日
10月の例会は秋の気配漂う菅刈公園和館で
長月の例会は10月7日(土)7名の参加者を迎えて、赤トンボが
飛び交う菅刈公園で開催されました。
羽を休める赤トンボ 庭で見つけたドングリ
床の間には、墨蹟研究や古文書などの調査保存につくした田山方南と
いう方の流麗な筆致のお軸がかけられ、色づき始めた岡虎の尾の葉と
白い桔梗の花が尺八の花入れに生けてあります。「秋冷」という季節
にぴったりのしつらいです。
「清風名月」
秋の風情が漂うお棗とお茶碗
堀先生から「清風名月」と書かれたお軸について説明を伺いました。
お軸の下のほうにさっと引かれた横線は月影を映し出す水面を表して
いるそうです。続いて堀先生のお薄のお点前を拝見しながら、お薄と
季節の和菓子を頂きました。
水指は白磁 銘「熟柿」
10月で風炉の季節は終わります。名残の、風炉のお薄点前のお稽古
と、帛紗のたたみ方の基本を復習して散会となりました。
例会終了後、恒例となった有志による自主練習を行いました。今日
学んだお薄の点前と帛紗の扱いの復習をしました。
昼食後の語らいのひと時
お薄の点前の復習 帛紗の基本の復習
今後の例会は下記の通り開催されます。
11月4日(土) 目黒区立菅刈公園和館
12月16日(土) 目黒区立菅刈公園和館
1月13日(土) 目黒区立菅刈公園和館
茶道サークル「凛」についてのお問合せは
世話人の葦原美和子
宛てお願いいたします。
posted by 凛 at 15:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告 | |
2023年09月16日
残暑厳しい9月9日 ― 涼やかな茶箱のお点前を拝見
9月の例会は9日(土)10時半から、7名の参加者を迎えて
目黒区立菅刈公園和館で開催されました。
床の間には、江戸時代天保年間の頃の大徳寺の松月和尚(お茶
の世界では宙宝の名で知られているそうです)の「棒下無生忍」
のお軸が懸けられています。 「棒下」とは、座禅をしている時に
警策で叩かれる時に頭を垂れる状態のこと、「無生忍」とは、
無の境地に至って真理を認識すること、だそうです。
9月にはいっても残暑が厳しい折、今日は堀先生が茶箱のお点前で
お薄を点ててくださいました。
内田宗寛作の美しい溜塗の茶箱
お点前を拝見しながら、お薄と長岡から届いた美味しい和菓子を
頂きました。
残暑を忘れる涼やかなお茶碗 今日は重陽の節句
先生のお点前を拝見後、参加者の一人が茶箱の点前の稽古に
初挑戦しました。 今日はいつもより少し早めに散会。 午後は
有志が会場に残って自主練習をしました。 前半は風炉のお薄
の点前の稽古、後半は午前中のお稽古の記憶をたどりながら、
茶箱の点前のお稽古をしました。
10月の例会は10月7日(土)目黒区立菅刈公園和館で開催
されます。
茶道サークル「凛」についてのお問合せは
世話人の葦原美和子
posted by 凛 at 11:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告 | |