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「2020年12月」の記事一覧
2020年12月23日
極月の例会 ー 美しい庭を眺めながらお濃茶をいただきました
第94回定例会報告書
12月12日(土)今年最後の例会が目黒区立菅刈公園和館で開催
されました。12名参加の予定でしたが、例会開始直前に緊急の
仕事が入った方があり、初めて参加なさった方を含め11名での
開催となりました。
菅刈公園和館の茶室のガラス戸は開け放たれ、美しく色づいた
庭の木々を眺めながら開始前の歓談を楽しみました。
コロナで明け暮れした令和2年歳晩らしいお道具組です。お床には
参加者全員無事にこの1年を過ごせたことを感謝して「無事」という
お軸がかけられ、花入れには魔除けになるというヒイラギの照葉が
清楚な白いクジャクソウを添えて生けてあります。
【床】
軸 「無事」橘宗儀 徳禅寺(大徳寺塔頭)住職
花入れ 送り筒(煤竹)
花 ヒイラギ照葉、クジャクソウ
桑小卓(クワコジョク)には、美しい仕覆に入った備前の茶入れ、
李朝白磁の水指、柄杓、蓋置の入った平建水、お点前に使う全ての
お道具が飾られています。
桑の木の木目が美しい棚に
飾られたお茶入れ
美しい白磁の水指 水指の下の棚に飾られた
建水と蓋置
コロナ禍の年最後の例会ということで、各服立てのお濃茶を頂きま
した。堀先生が正客と次客の濃茶をお点てになり、後は水屋担当が
久しぶりにお濃茶を練るお稽古をしました。主茶碗は六代清水六兵衛
の三島茶碗です。お菓子は上品な甘さの柚子饅頭。この長岡から届く
お菓子を楽しみにして例会に参加している人もいるほどです。
美しい三島茶碗 長岡から届いた柚子饅頭
「お先に」のご挨拶をしてお茶入れ、お茶杓、お仕覆を拝見
今日は先輩方がお運びのお稽古です。
お濃茶を頂いた後、帛紗の扱いをお稽古するグループと、点前座で
お薄を点てるグループに分かれて、お互いに教え合いながらの割稽古
が始まりました。
和気あいあいとお稽古をしているうちに散会の時間となりました。
今後の予定は以下の通りです。
2021年1月23日(土)目黒区立菅刈公園和館 (定員12名)
2月27日(土)目黒区立菅刈公園和館 (定員12名)
3月20日(土 祝日)目黒区立菅刈公園和館(定員12名)
詳細は改めてお知らせします。
茶道サークル「凛」に関するお問合せは、世話人の葦原美和子
(ashihara@ryoma21.jp)までお願いいたします。
posted by 凛 at 11:16
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2020年12月09日
11月28日霜月の例会が開かれました
第93回定例会報告書
コロナ感染者が急増し始めましたが、11月28日(土)霜月の例会が
定員ぴったり12名の参加者を迎えて開催されました。菅刈公園和館の
茶室の障子やガラス戸が開け放たれ、密を避けるため席札も置かれて
います。11月から炉の季節になりました。
定刻になり例会が始まりました。今日は、マレーシア人のイアンさんと
ノルウエー人のオイヴィンさんも参加されました。
堀先生が今日のお道具組について解説してくださいました。
【床】
軸 富士山 讃「大雄峰独座」
花入れ 送り筒*(煤竹)小菅抱月作
*花を贈る時に使う取っ手つきの花入れ
花 椿
棚 桑小卓(クワコジョク)* *桑の木目が美しい棚
水指 李朝白磁
棗 四君子* *蘭、竹、菊、梅の4種を、その美しさを君子
にたとえて四君子と呼ぶ。またそれら全てを
使った図柄をいう。
建水 平建水
蓋置 竹 小菅抱月作
総飾りをした桑小卓
今日も堀先生が点ててくださったお薄を、無病息災を祈る「亥の子餅」
とともに美味しくいただきました。
猪をかたどった「亥の子餅」
オイヴィンさん、イアンさんも先輩とともにお運びのお稽古をしました。
免疫力をつけるため、全員でもう一服お薄をいただきました。先輩に教わ
りながら、オイヴィンさんとイアンさんが交代で茶筅をふって美味しい
お薄を点ててくださいました。二人とも膝の痛みに耐えて、有難うござい
ました。
おだやかな心安らぐひと時が過ぎて散会となりました。
今後の予定は以下の通りです。
2021年1月23日(土)目黒区立菅刈公園和館 (定員12名)
2月27日(土)目黒区立菅刈公園和館 (定員12名)
詳細は改めてお知らせします。
茶道サークル「凛」に関するお問合せは、世話人の葦原美和子
(ashihara@ryoma21.jp)までお願いいたします。
posted by 凛 at 17:59
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